婚活の向こう側へ

半年で婚活を成功させたノウハウや、健康・暮らしなどについて語ります

「怒られるまでやってみる」が中国流/「石橋を叩いて渡らない」が日本流

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こんにちは!

元中国駐在員のチンギス(@beyond_konkatsu)です。

 

最近、就活生から日本と中国の違いについて

質問されることがありました。

 

その時に一言で答えようと思って

「怒られるまでやってみる」が中国流、

「石橋を叩いて渡らない」が日本流だよ、

と答えたら、

結構納得してもらえたので、

今回は日中の違いについてまとめていきます。

文化の違いを生み出す要因 

「怒られるまでやってみる」と、

「石橋を叩いて渡らない」という

考え方が両国国民の根底にあるため、

文化の違いなどを生み出す

要因にもなっています。

 

そのため、

訪日中国人観光客たちが、

観光地で日本人の迷惑を顧みない

言動を取ることが多く、

困っている日本の方もいらっしゃることでしょう。

 

そんなときは迷惑そうな顔をするだけでなく、

「你们不要吧!」→「やめて!」

(ニィメン ブヤオ バ!)

とひと声かけてみましょう。

 

そうすると、意外とすんなり

迷惑行為をやめてくれるもの。

なぜなら彼らは、

怒られるまでは何してもOK!

くらいのノリで

人生を楽しんでいるからです。

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中国人の、怒られるまでやってみる話 

では実際に僕が駐在中に体験した、

「怒られるまでやってみている」話を

紹介していきます。

マンション近くの道端の例

中国都市部では、

日本と同様に高層マンション群が

立ち並ぶ光景は

当たり前のようなっています。

 

そんな近代的なマンション群の中に、

似つかわしくない商売があります。

それは、

道端での野菜販売です。

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この写真のように、

30数階建てのマンション群の間を縫って、

おもむろに野菜販売を開始する

おばちゃんたちが現れます。

 

中国にも日本の営業許可証と

同様の制度はあるのですが、

彼女たちはそのような資格の

申請などせず勝手に商売をしています。

 

たまにマンションの警備員や、

警察官が取り締まりに来ては、

彼女たちはそそくさと商品をまとめて、

立ち去っていくのですが、

また後日、商売を再開するのです。

実に商魂たくましい。

 

また、マンション群のなかには、

昼時になるとガスコンロを積んだ

軽トラがやってきて、

フライパンを振り始めて

即席中華料理を振る舞うおっさんたちもいます。

もちろん、無許可・無免許です。

 

ここで面白いのは、

警察官らは目くじらを立てることなく、

腹をすかせた彼らもちゃっかり

マンションの住人や

現場作業員たちと一緒に

そこでメシを食うのです。笑

 

おそらく店主らは、

警察官にはタダで食わせるなどの

便宜を図っているのでしょうね。

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地下鉄駅での例

続いては地下鉄駅の話。

 

地下鉄駅の階段などでは、

そこに個人で陣取って、

ケータイの部品や

雨傘を販売したりしてます。

 

これらも違法行為で

駅員や警察官から

取り締まりを受ける可能性があります。

 

それでも彼らは、

とりあえず踊り場に椅子を置き、

勝手に簡易看板を設置し、

1個10元(≒160円)とかで商売を開始するのです。

 

そうすると、

ケータイの充電器が壊れた人は、

電車に乗る前の隙間時間で

充電器を買って行きます。

急に雨が降り出した日には、

傘が飛ぶように売れます。

 

そしてその店の店主は

財を成していくのです。

 

運が悪ければ途中で取り締まられますが、

そこでもうまく賄賂を渡したり、

駅員のケータイに

防護シールを貼ってあげたりして、

その場を凌ぐタフさを

持ち合わせています。

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怒られるまでやってみたら、なんとかなる

マンション群と地下鉄駅の例を挙げましたが、

怒られるまでやってみて、

怒られても意外となんとかなる。

というのがあちらのお国。

 

ある意味寛容というか、

適当というか、

賄賂社会というか…

 

中国人の多くには、

とりあえず怒られることは気にせず、

自分たちが利益を得られる行動を

愚直に行うたくましさがあります。

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一方の日本人はどうでしょうか?

石橋を叩いて渡らない

日本人の気質に関しては

多くの言及は必要ありませんよね。

 

皆さんご存知の通りで

事なかれ主義、

怒られるから何もしない、

石橋を叩いて渡らない、

といった風潮が蔓延しています。

 

特にビジネスの場面で多く見られます。

基本的にみんな怒られるのが嫌なので、

ルールに則った、

既存の枠組みでしか

仕事をしない人が多い。

 

別の角度から捉えると、

ルールを遵守し、

模範的な行動を取る、

従順ですばらしい国民性だと

言うことも出来ますが。。

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中国駐在から学んだこと

こうした日中の違いを感じて、

3年間の中国駐在から学んだことは、

日本人の良さを持ちつつ、

中国人的な発想・行動を採用」すべきだ

ということです。

 

これはどういうことかと言うと、

まずは日本人のアイデンティティである、

勤勉さ・ルールを守る遵法精神を大事にして、

人や社会と真っ当に接点を持つ。

 

そのうえで、

法やルールを侵さない範囲内で、

既存の枠組みを超える事に取り組んだり、

他人に迷惑を掛けずに、

自分の利益を最大化する行動をいとわない。

 

ということです。

 

そうすることで、

仕事や日常生活で

小さくても構わないので

なにかイノベーションを起こせると思っています。

 

僕は日本が大好きですし、

中国の優れている部分も見習うべきだとも

現地での経験から感じています。

日中両国のいいとこ取りをして、

これからの人生も楽しんでいきたいですね☆