こんにちは、ここ8年で7回引越しているチンギスです!
今回はこれらの引っ越し経験を活かして、
どうすれば引越し料金を抑えられるかをまとめていきます。
なお前回の引っ越しでは相見積もりを取って、1社目提示額の半額以下での引っ越しを決定させましたので、ある程度有用性はある方法だと思います。
ただ、引っ越し費用を抑えるには業者との交渉以外にも、複数の条件をクリアする必要があるので、それらについても触れて参ります。
- 引っ越し料金はどうやって決まる?
- 荷物の量を減らす
- 道が狭い場所に引っ越さない
- 引越しの繁忙期を避ける
- 平日に引っ越す
- 引っ越し時間にこだわらない
- 相見積もりを取る
- 大手以外も候補に入れる
- 即決しない
- 交渉する
- 引っ越し費用を抑えるコツのまとめ
引っ越し料金はどうやって決まる?
まずはどのようにして引越し料金が決められるかを理解しておきましょう。
詳しくは別の記事でまとめますが、おおまかに下記の項目が関わってきます。
【引っ越し費用決定要因】
- 使用するトラックのサイズ
- トラックの台数
- 作業人数
- 作業時間
- 移動距離
- 引越し時期
- 休日or平日
- 時間指定
- オプション費用(エアコン取り付け、ピアノ搬送等)
- ダンボール、養生物など備品代
- 引っ越し業者のコスト体質
ざっくり言うとこれらの項目が作用し合って引越し費用が決定されます。
つまり引越し料金を安く抑えるためには、これら11の条件をクリアしつつ、引っ越し業者と交渉することが必要になります。
それではどうすればクリアできるのか?これから具体策を記していきます。
荷物の量を減らす
まず引っ越し費用決定要因の1~4をクリアするための作業。
そもそもの荷物量が少なければ、
必要となるトラックのサイズ・台数や作業人員・時間を削ることができます。
荷物の多い4人家族よりも単身での引っ越しのほうが費用を抑えられますよね。
なので引っ越しをするのが単身なのか家族連れなのかにかかわらず、荷物量を減らすことが引っ越しを安く済ませるためのコツになります。
特に場所をとる大きな荷物を予め処分しておくと費用節約効果が大きいです。
長年使っていないこたつや、運ぶのが大変な大きい観葉植物などは、思い切って処分するなり別途自分で車を用意して運ぶほうが安く付きます。
道が狭い場所に引っ越さない
これは余談程度で読み進めてもらえば良いのですが、引っ越し費用決定要因の2をクリアするための豆知識です。
引っ越し先の道幅が狭ければ大型トラックが通れなくなります。
そのため、本来は3tトラック1台分の荷物しかなくても、2tトラック2台などに分けて搬送する手間が発生します。
トラックの台数が増える分だけ固定費用がかさむので、引っ越し代金が高く付いてしまいます。
「引っ越しありき」で物件を決めることは基本的にないかと思いますが、もし「道幅が狭い物件」と「車2台が問題なく行き交える物件」で迷っているのなら、後者を選ぶほうが引っ越しを安く済ませることができます。
引越しの繁忙期を避ける
引っ越し費用決定要因の6ですね。
繁忙期を避けることが、荷物量を減らした後でもっとも費用に直結するコツです。
それは、最近では引っ越し難民という言葉が叫ばれるほど、繁忙期に引っ越し業者を決めるのが難しくなっているからです。
(背景には人件費の高騰や業者の働き方改革、500億円あったヤマト運輸の引っ越し事業撤退などの影響があります。)
こうしたことから繁忙期には業者側が用意に引っ越し案件を決めることができるので、どうしても価格が高止まりしやすくなります。
実際に今回の僕の引っ越しを例に挙げましょう。
今回は下記の4パターンで見積もりを依頼しました。
- 3月末の週末
- 4月下旬の週末
- 4月下旬の平日
- GW開けの週末
結果は、1が最も高く、4に向けて順に安くなるという感じでした。
同じ業者でも倍くらいの金額差があり、3月末の週末では約40万円の見積額だったのに対し、GW開けの週末では20万円ほどを提示する業者もありました。
同じ荷物量を運んでもらうのにこれだけ金額に開きがあると、繁忙期に引っ越すのがとてももったいなく感じられますよね。
繁忙期は3月~4月上旬、閑散期は6月や真冬の時期だと言われています。
引っ越しを安く済ませるには、できるだけ3月~4月は避けたいところですね。
平日に引っ越す
引っ越し時期を決めるコツとしては、まず繁忙期を避けて、次は平日を選択することです。
やはり週末休みの人が多いため、引っ越しは週末に集中しがちになり、結果として週末の料金が高騰します。
可能であれば有給休暇などを活用して平日に引っ越して、引っ越しを安く済ませましょう。
引っ越し時間にこだわらない
費用決定要因の8、時間帯についてクリアしましょう。
引っ越し業者は、トラックや人員を引っ越し当日までに決める必要がありますが、その際に、
「午前/午後どちらでもいいので〇〇日に引っ越したい」という案件が多ければ、業者は効率的でコストを抑えたスケジューリングが可能になります。
そのため、費用を安く済ませるコツとしては時間帯指定をしないことです。
時間未指定でも業者によっては、前日~3日前くらいに引っ越し時間を連絡してくれるので、当日になっても何時に引っ越せるか全く不明、という事態はたいてい防げます。
相見積もりを取る
ここまでは業者選び前段階でのコツを挙げてきました。
ここからは、どうやって引っ越し業者を決定するか?についてまとめていきます。
まずは相見積もりを取りましょう。
複数社の見積もりを突き合わせながら、サービスや料金について最も納得いく業者に決定することが重要です。
逆に1社だけでの見積もりで決めてしまえば、かなり高額での引っ越しを余儀なくされる可能性が高いです。
複数社の相見積もりを取るには、電話やメール対応、見積もり来訪時に在宅しなければならないなど、手間が掛かってしまいますが、その分確実に1社目よりも費用を安く済ませることが可能になります。
今回僕は、20万円→8.8万円まで抑えることに成功しました。
複数社のHPで引っ越し条件を入力したり、1社ずつ電話をかけるのが面倒であれば、
一括見積もりサイトを利用するのもアリでしょう。
僕がよく利用するのは引越し侍というサイトです。
こちらは一括見積に対応している業者が多いので、大手以外も数多くフォローしており、1回条件を登録するだけで、とても効率がいいです。
複数社からすぐに訪問見積もりの日程調整の電話が入るので、スピーディに進められます。
時折、ネット回線の勧誘電話などが掛かってくることもありますが、それは全て断るなり無視すれば問題ありません。
相見積もりを取りながら交渉を進めるテクニックについては、別記事で詳しく述べていこうと思います。
大手以外も候補に入れる
相見積もりを取る際に、聞き覚えのある大手業者だけにしないことも重要。
具体的には、サカイ、アート、アリさん、ハート、日通などの大手以外にも、
見積もり依頼を掛けましょう。
即決しない
見積もりを取るために業者が家に来てくれたときに必ず、「今この場で決めてくれれば即決価格として〇〇円まで値引きします」というセールストークをしてきます。
それに決して乗らないことが、費用を安く済ませるコツです。
なぜならその即決価格自体がそこまで安くないパターンが多いからです。
即決せずに相見積もりを続けていきましょう。
交渉する
ここまで書いてきたように、相見積もりを取り・即決交渉にも応じずに、業者のセールスさんと積極的に交渉しましょう。
交渉の方法はいくつかあります。
たとえば
- 圧力型
- 無茶振り型
- 同調型
- 事務的
- 弱腰
などです。
これらの中で自分が最も得意とする交渉パターンを選択して、セールスさんとの交渉に臨みましょう。
ふだんからお仕事などで交渉に慣れていない方は、
まずは1社目のセールスさんが来た時に色々試しながら交渉しましょう。
どうせ1社目のときには業者を決定しないので、失敗を前提に交渉するのもアリです。
引っ越し費用を抑えるコツのまとめ
さいごに、僕が実践しているコツをまとめましょう。
まず荷物量を減らして、
できるだけ引っ越し繁忙期を避けつつ、
複数の業者で相見積もりを取って積極的に交渉を行うことです。
その結果、前回の引っ越し費用を、当初の20万円ほどの見積額から8.8万円まで抑えることに成功しました。
それではこの記事が、これから引っ越しを検討する人のご参考になれば幸いです。