大阪や神戸から車で1時間ちょっとでアクセスできる丹波篠山は日帰り観光でグルメ、温泉、ご当地ショッピングとまるまる満喫できるのでオススメです!
今回はモデルルートとして、ぼたん鍋、黒豆狩り、温泉、丹波立杭焼の窯元巡りを楽しめる日帰り観光プランをご紹介します。
丹波篠山とは?
まずは簡単に丹波篠山市のご紹介を。
丹波篠山市は2019年に篠山市から変更された新設市で人口4.2万人ほどの兵庫県のど真ん中に位置する、山々に囲まれた自然豊かな地域です。
江戸時代には京都所司代の統治下にあり、篠山城を建築して城下町が形成されていきました。
グルメが豊富
地域な特産品としては丹波栗と丹波の黒豆が挙げられます。丹波の土壌を糧にして育った独特の風合いをもつ味はとても濃厚で美味しくいただけます。
松茸も代表的な名産品です。丹波地方の松茸は国内でも最高級品で非常に強い香りを放ち、日本全国の高級料亭などに非常に高値で卸されています。
また冬の名物として、丹波の山の豊富な木の実や植物を食べて育った猪を仕留めて、地元のお野菜と一緒にいただくぼたん鍋も絶品です。
800年続く伝統工芸
グルメ以外では、丹波立杭焼(たちくいやき)の陶器も有名。
丹波立杭焼は瀬戸、常滑、信楽、備前、越前とともに日本六古窯の一つに数えられ、その発祥は平安時代末期から鎌倉時代のはじめといわれて、約800年前から続く伝統の窯元です。
温泉も楽しめる
これらに加え、山間の原風景を眺めながらゆったりと浸かれる温泉も沸いております。
また、市内中心部には古くからの武家屋敷が残っていたり篠山城跡もあるため、歴史探訪も楽しめます。
このように食事から買い物、温泉までを一気に日帰りで満喫することができるのが丹波篠山です。
そんな日帰り観光ルートをこれより具体的にご紹介します。
1日のスケジュール
僕がモデルルートとして紹介する丹波篠山日帰り観光プランは以下のとおりです。
- 9時30分 神戸or大阪を出発
- 11時00分 如月庵でぼたん鍋ランチ
- 12時30分 市内散策
- 13時00分 黒豆狩りor直売所で買物
- 13時30分 薬師温泉
- 14時45分 陶の郷窯元横丁
- 15時30分 丹波篠山を出発、帰路へ
- 17時00分 帰宅
神戸方面から有料道路を使うと基本的に渋滞もなくスムーズに流れるので、途中のPAなどでの休憩を考えても1時間半みておけば余裕を持って到着できます。
また、帰宅時間を17時に設定したプランとなりますが、もう少し遅くなっても大丈夫だという方は陶の郷窯元横丁の後に三田プレミアムアウトレットに足を伸ばして帰るのもオススメです。
ぼたん鍋ランチ
11時。まずはお昼ご飯のぼたん鍋からスタート。日帰りでフルに丹波篠山を楽しむために、お昼ご飯はちょっと早めの11時〜11時半頃がオススメ。
丹波の山ですくすくと育った猪肉の新鮮なお鍋を昼間から楽しむ贅沢プランで、市内にはぼたん鍋屋さんがたくさんありますが、今回僕たちが訪れたのはぼたん鍋処如月庵さん。
大きな猪のオブジェが目を引くとても人気のお店で、丹波篠山では一・二を争う名店なので予約は必至です。
まず付き出しでは黒豆の甘煮をいただきました。
そしてメインのぼたん鍋は、猪のカルビ肉かロース肉、もしくはカルビとロースのセットから選べます。
僕たちはカルビ肉をチョイスしましたが、お肉はとっても柔らかくて甘味が溢れ出てくるジューシーさに驚きました。
スープは白味噌ベースに丹波栗が隠し味として加えられており、味噌のコクの中にほんのりとした甘さを感じる優しい味わいで、猪肉噛むたびに溢れ出す肉汁とスープの甘みがうまく合わさって絶妙な塩梅を堪能できます。
シメにはうどんも付いてくるので、ランチからかなりお腹いっぱいになりますね。
歴史を感じる風格のお店でいただく絶品ぼたん鍋、寒い季節に大変オススメです。
お値段は1番安いカルビ肉ぼたん鍋で一人前5,400円からで、お昼から贅沢しちゃいましょう。
市内散策
お昼でお腹いっぱいになった後は、軽く市内散策をしましょう。
出典 ぶらり丹波路
丹波篠山は篠山城を中心に城下町として栄えた歴史がある為、市の中心部にある篠山城跡や武家屋敷を見て回れます。
駐車場に車を停めて15分ほど散歩してランチを消化していきます。
黒豆狩り体験or直売所
13時からは、黒豆狩りか直売所での買い物です。
今回僕たちは年末に訪れたので体験できませんでしたが、丹波篠山では10月上旬から1ヶ月ほどのシーズンで黒豆狩りも楽しめます。
如月庵から車で10分ほどの所に黒豆畑があり、事前に予約をすれば一株400円から自分で黒豆を狩ってお持ち帰りできます。
とても香り豊かな特産品である丹波黒豆を自分で刈り取って味わってみたいですね。
黒豆狩りのシーズン以外ではJAの直売所がオススメ。
出典 JA丹波
丹波篠山の地場農産品をお手頃価格で手に入れることができます。
こちらも篠山城跡などがある市内中心部から車で15分ほどとアクセスもいいです。
温泉でリフレッシュ
お腹を満たして黒豆や野菜を仕入れたら、13時半頃から薬師温泉でリフレッシュ。
黒豆畑や直売所から車で10分ほどで到着する、こんだ薬師温泉ぬくもりの郷です。
こちらは地下1,300メートルから湧き出る温泉で、筋肉痛や神経痛・関節痛などに効果があります。
出典 こんだ薬師温泉ぬくもりの郷
内風呂の2つは源泉掛け流しを楽しめて、広々とした露天風呂では丹波の山々を眺める絶景ビューに癒されます。
エリア的にお年寄りの方が多く、小さなお子さんが騒ぎ回ることもないので非常にのんびりと温泉を楽しむことができます。
1人700円で天然温泉とサウナも楽しめる薬師温泉で日々の疲れを癒しましょう。
丹波焼の窯元へ
約1時間ほど温泉でリフレッシュした後は、丹波立杭焼の窯元へお邪魔しましょう。ここまで順調にきていれば、15時前には窯元へ到着します。
僕もそうなんですが、窯元と言ってもいきなりいきなり職人さんがいる所を一つ一つ歩いて回るのはなかなかハードルが高いという人には、50の窯元が一堂に会した陶の郷(すえのさと)の窯元横丁がめちゃくちゃオススメです。
立杭 陶の郷 丹波焼の郷 | 約60軒の窯元作家が集まる丹波焼
窯元横丁は、近隣で活動されている約50の丹波立杭焼の窯元がブースを構える即売展示場となっております。(入場料200円)
それぞれのブースに職人さんはおらず自由きままに見て回れるので、はじめての陶器産地訪問の方にもハードルが低くてオススメです。
また、陶器市は人気のものだと非常に多くの人でごった返してしまいますが、こちらの陶の郷横丁はスペースが広くそこまでお客さんも多くないため、ゆっくりと吟味しながらそれぞれの作品を選ぶことができます。
こんな具合に窯元が50軒分ブースを構えており次から次へと目移りしてしまいました。
僕たちは横丁で数点の陶器を購入しましたが、こちらで気になる出品者が見つかれば、直接その窯元へと足を運んで職人さんと会話しながら焼物を選ぶこともできます。
この地図の通り、道の両サイドに窯元がずらっと並んでいるので、窯元横丁でいくつか気になる窯元さんをピックアップしてから向かうと効率的ですね。
アウトレットでお買物
窯元横丁での焼物吟味は15時30分くらいに終わるため、神戸や大阪に帰宅するのは17時頃となります。
そこで、まだ時間の余裕があるという方は三田プレミアムアウトレットまで足を伸ばしてみましょう。
20時まで営業しているので、西日本有数の規模を誇る広い敷地のお店をくまなく見て回れるでしょう。
最後に
以上が実際に体験した僕がオススメする日帰り丹波篠山観光ルートです。
11時のぼたん鍋からスタートして窯元横丁での丹波焼購入は15時半に完了したので、夜も遅くならずに帰宅できて、日帰りで様々な体験ができて大満足でした。
神戸や大阪から少し足を伸ばせば、自然豊かで郷土料理や温泉・伝統工芸品も楽しめる丹波篠山。
みなさんもぜひ日帰り観光として丹波篠山を訪れてみてください!