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村田とのボクシング試合が内定したカネロは世界最強ボクサー!!

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こんにちは、元アマチュアボクサーのチンギスです。

2012年のロンドンオリンピックでボクシングミドル級において金メダルを獲得したプロボクサー・村田諒太選手が、ついに現役最強ボクサーと名高いカネロ選手との対戦が内定した模様です。

村田涼太、次の対戦相手は世界最強ボクサーに決定 興行収入は史上最高か- Yahoo!ニュース

実現すれば日本のプロボクシング界としては世紀の一戦となることは間違いない相手であるカネロですが、国内ではボクシングファン以外の認知度がとても低いのが現状です。

おそらく僕の奥さんにこの1件をアツく語っても

「ふーん。で、カネロってだれ?」となってしまうのは目に見えています。

メッシやジョコビッチ、タイガー・ウッズ、といった各界のスーパースターは、スポーツに詳しくない人でも彼らが素晴らしい活躍を見せていることはご存知なことかと思いますが、カネロについては残念ながら知名度はとても低いのが現状です。

そこで、こちら記事ではそんな「カネロってだれ?」といった人に向けて、彼がどんなプロボクサーなのかをお伝えしていきたいと思います。

カネロは世界最強のボクサー

カネロとは、と語る上で最も簡単かつ重要な要素として、世界最強のボクサーである、ということが挙げられます。

ボクシングのことはよく分からないし興味ない、記事を読んでる時間はない、といった人はとりあえず「カネロ=最強」ということだけ理解していただければOKです。

カネロの戦いっぷり

そんな最強のカネロは一体どんな風貌で、どういった戦いっぷりを見せているのか?

まずは見た目はこんな感じ(↓)で身長180cm、体重はだいたい75kgくらいです。

カネロ・アルバレス【写真:Getty Images】

(https://the-ans.jp/news/59927/より引用)

つづいてはカネロの試合でのKOシーンをまとめた動画をご覧ください。11分ありますがめちゃくちゃ強いことは誰の目でも明らかかと思います。

www.youtube.com

ご覧いただいたようにカネロとはヒゲ面のめちゃくちゃ強い白人ボクサーなんです。

 

ボクシングは体重別のスポーツ

さて、ここからは多少なりともボクシングに興味を持っている方が読み進めてもらえればと思います。

さきほど「カネロ=最強」と説明しましたが、実はボクシングというスポーツは体格差による公平性を保つため、体重ごとに階級を分けて強さを競っています。

たとえばプロボクシングの世界では、

一番軽い階級はミニマム級といって47.6kg以下の制限があり、

最重量級のヘビー級である90.7kg以上というクラスまで17個も階級分けをして、それぞれの階級に属する選手同士で戦っています。

世界最強の基準とは

ここで単純に考えると47kgのミニマム級の選手よりも90kg以上あるヘビー級のボクサーのほうが強いのは、当たり前の話です。

するとボクシング最強選手とは、ほぼ間違いなくヘビー級選手が担い続けるでしょう。

しかし、それでは元々の体格差を公平に保って戦うボクシングの理念と矛盾するので、

本来は各体重ごとにいろんな選手が別れて所属しているけど、全員同じ体重・身長だった場合、誰が一番強いんだ?

という観点で最強ボクサーを選出するランキングがあります。

こうした体重・体格差を考慮した最強ランキングのことをパウンド・フォー・パウンド(PFP)と呼びます。

このパウンド・フォー・パウンド(PFP)という仕組みを作ることにで、階級の重さに関わらず全ボクサーの中での強さをはかることができます。

カネロはPFPランク1位

そんなPFPにおいてカネロ選手は現在ランク1位に認定されていることから、世界最強のボクサーと言われています。

直近では2019年11月での試合に勝ち、WBO世界ライトヘビー級(79.3kg以下)王者に輝きました。

それまではもう少し軽いミドル級(72.6kg以下)などで戦っていたので、4つの階級で世界王者に輝いたこととなります。

こうした体重調整もうまく行いながらPFP1位の座へと上り詰めていった最強ボクサーがカネロです。

 

なお、井上尚弥選手も実はPFP3位にランクされており、世界でもめちゃくちゃ強いと認められている存在です。

井上選手はバンタム級などの52kg前後の階級を主戦場としている軽量級ボクサーですが、PFP3位に入ってきており、技術の高さやスピード感あふれるボクシングが評価されています。

カネロはニックネーム

さて、ここまでさんざんカネロ、カネロと言ってきましたが実はこれ、あだ名なんですよね。

本名はサントス・サウル・アルバレス・バラガンといいまして、メキシコで1990年に8人きょうだいの末っ子として生まれました。

彼が13歳になると兄がプロボクサーとしてデビューし、そこから彼もボクシングをはじめました。

そしてその時にボクシングジムのトレーナーに、サントス・サウル・アルバレス・バラガン少年は「カネロ」というニックネームを付けられたのです。

ちなみにこのカネロというのはスペイン語で「シナモン」を意味し、アルバレスの髪の毛の色がシナモンと同じ赤毛であることに由来しているそうです。

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カネロ(シナモン)

こんなスパイスのもとになる植物から超テキトーなあだ名を付けられたボクサーがいまや世界最強だなんて、なんか面白いですよねw

 

さいごに

ここまで読み進めて頂きありがとうございました。これであなたも既にカネロについてはかなり詳しくなっていると思います。

胸を張って、カネロはパウンド・フォー・パウンド1位の世界最強ボクサーなんだよ!と周りの人に説明してあげてください。

そんなカネロと対戦することになった我らが村田選手ですが、彼も五輪金メダリストで現WBA世界ミドル級王者なので強いことには間違いありません。

ただ、カネロは格が違います。

もし対戦が実現すればさいたまスーパーアリーナで開催されるとの話もあり、日本人としてはホームでの勝利を願うばかりですが、苦戦必至と見られています。

圧倒的な格上の選手に向かっていくことになれば、かなり厳しい結末を迎えることも予想されますが、それでも世界最強ボクサーと母国で戦えるのは選手冥利に尽きるのではないでしょうか。

村田選手には引き続きトレーニングに励んで、ぜひともナイスファイトを見せてもらいたいですね!